パーソナルカラーに簡易診断が最初から存在しない本当の理由です@カラー診断とイメコン鹿児島

鹿児島パーソナルカラー・色彩研究会

2025年04月22日 08:19



パーソナルカラーに簡易診断がそもそも最初から存在しない理由を説明しましょう。

業者やカラーリストの大人の都合で生み出され、あちこちで一人歩きしている簡易パーソナルカラー診断。
しかし、そのような手順を省き、時間を勝手に短縮し、きちんとした提案もできないような簡単な時短簡易診断は成立しません。

過日も、鹿児島のThreadsで、
「昨日のイベントでは19名の簡易カラー診断をしました!」
と軽々に書かれているのを見ましたが、その19名の方のその後がとても心配です。
イベントが大事な案件含むブライダルフェアでなければと願うばかりです。

パーソナルカラー診断は、診断と名のつく専門分野。
当てずっぽうに勝手なことを言い合う、当てっこでもなくゲームでもありません。

確かに医療現場でいう診断とは、医療行為でもないので次元は異なりますが、
住戸診断、対震度診断、と、一定以上の精度と責任が伴います。

例えば、もし、
がん検診に簡易診断があったら。

その簡易診断を受けて、「問題無し」「兆候はありません」
との診断結果で、安心して暮らしていて、後日大病が発覚、病気が進んでいたらどうなるでしょう。

妊娠等の簡易診断も同じです。
その簡易診断を受けて、「問題無し」「兆候はありません」
との診断で、過激な運動や、重労働と言える仕事に従事し、大変なことになったらどうなるでしょう。

そのように、「診断」ということは、簡易で行うものではありません。

誰が責任を持つのか。

また、
「簡易診断だからお遊びです」
「イベントですから真に受けないでください」
そう逃げる業者をたくさん見聞きしてきました。

しかも、その責任も誠意も無い簡易診断で、有料なら。

そこは、消費者、簡易診断を受ける側の常識の物差しが試されるところでしょう。
ある意味自己責任となりますが、あまりにもそこで払われる代償とストレスは大きすぎると考えます。

それが、その人も将来や人生に大きな影響を与える、ブライダルフェアや就活フェアであったら、問題はさらに深刻でしょう。
誤った知識や判断が一人歩きして、引き返すポイントを失うと、メイクやファッションの
迷走が始まります。

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